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ぜんそくについて知る

小児ぜんそくの長期管理に関する薬物療法プラン(6~15歳)

小児のぜんそく

基本治療
治療ステップ1 長期管理薬なし
治療ステップ2 下記のいずれかを使用
  • 低用量吸入ステロイド薬
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬*1
治療ステップ3*3 下記のいずれかを使用
  • 中用量吸入ステロイド薬
  • 低用量吸入ステロイド薬 /長時間作用性β2刺激薬*2
治療ステップ4*3 下記のいずれかを使用
  • 高用量吸入ステロイド薬
  • 中用量吸入ステロイド薬/長時間作用性β2刺激薬*2
以下の併用も可
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬
  • テオフィリン徐放製剤
追加治療
治療ステップ1
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬*1
治療ステップ2 下記を併用
  • 低用量吸入ステロイド薬
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬*1
治療ステップ3*3 下記治療薬のいずれかを併用
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬*1
  • テオフィリン徐放製剤
治療ステップ4*3 以下を考慮
  • 生物学的製剤*4
  • 高用量吸入ステロイド薬/長時間作用性β2刺激薬*2
  • 吸入ステロイド薬のさらなる増量
  • 経口ステロイド薬

追加治療:各治療ステップの基本治療に追加もしくは併用する治療である。基本治療によってコントロール状態が改善したものの、良好なコントロール状態に至らない場合に1か月以上の継続治療として考慮する治療である。

*1:クロモグリク酸ナトリウム吸入や小児喘息に適応のあるその他の経口抗アレルギー薬(Th2サイトカイン阻害薬など)を含む。
*2:吸入ステロイド薬/長時間作用性β2刺激薬配合剤は5歳以上から保険適用がある。吸入ステロイド薬/長時間作用性β2刺激薬配合剤の使用に際しては原則として他の長時間作用性β2刺激薬は中止する。
*3:治療ステップ3以降の治療でコントロール困難な場合は小児喘息治療に精通した医師の下での治療が望ましい。
*4:生物学的製剤(抗IgE抗体、抗IL-5抗体、抗IL-14/IL-13受容体抗体)は各薬剤の適用の条件があるので注意する。

参考: 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2020

※当サイト上の情報は、利用者への資料提供を目的としたものであり、医師の診断・治療を代替するものではありません。 診断・治療につきましては、病院・医院にてご相談いただきますようお願いいたします。