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ぜんそくについて知る

ぜんそくQ&A

Q5ぜんそく(喘息)にはどんなお薬を使うんですか?
A

発作が起こったときに使う薬と、発作を起こさないようにする薬の2種類があります。

発作が起こったときに使う薬は、せまくなった気道(空気の通り道)を速やかにひろげるはたらきがあり、発作をおさえるために使います。 発作を起こさないようにする薬は、気道の炎症をおさえぜんそく(喘息)自体を治していく薬で、吸入ステロイドという薬がひろく使われています。発作がないときも毎日続けて、発作を起こしにくい状態にしていきます。薬は症状がなくなっても勝手にやめてしまわず、先生に相談しながら続けることが大切です。

(ぜんそく(喘息)のときの気道のイメージ)

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Drからのメッセージ

足立 雄一 先生(富山大学医学部 小児科学 教授)

お子さんが時々せき込んだりゼーゼーするようになったら、せきやゼーゼーを止める薬を飲むばかりでなく、将来このような症状が再び出てこないようにするための薬を始めましょう。吸入は薬を直接気管支や肺に送り込むのでとても効果的ですが、大泣きしたりマスクを口に近づけないと、折角の効果も半減してしまいます。 自宅で吸入をする場合には、まず医療機関で吸入のしかたをよく習ってから始めてください。