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ぜんそくについて知る

ぜんそくQ&A

Q6小さい子どものぜんそく(喘息)のためのお薬はありますか?

A

小さなお子さんでも使える飲み薬、はり薬、吸入の薬があります。

ぜんそく(喘息)の薬は毎日飲ませるものなので、小さなお子さんでも無理なく使えるように工夫した薬がたくさんあります。飲みやすいように甘い味をつけたシロップや水に溶かす飲み薬、胸や背中に貼って使うはり薬のほか、吸入の薬があります。吸入の薬は、ネブライザーという吸入器具で、薬を霧状にして自然呼吸で吸入できるものがおすすめです。吸入の薬は、薬を直接、気道に届けることができ、効果が高く副作用が起こりにくいので小さなお子さんのぜんそく(喘息)にも使われます。

Drからのメッセージ

足立 雄一 先生(富山大学医学部 小児科学 教授)

お子さんが時々せき込んだりゼーゼーするようになったら、せきやゼーゼーを止める薬を飲むばかりでなく、将来このような症状が再び出てこないようにするための薬を始めましょう。吸入は薬を直接気管支や肺に送り込むのでとても効果的ですが、大泣きしたりマスクを口に近づけないと、折角の効果も半減してしまいます。 自宅で吸入をする場合には、まず医療機関で吸入のしかたをよく習ってから始めてください。