吸入ステロイド薬とは
吸入ステロイド薬とは炎症を抑え発作を予防するお薬です
ぜんそく基本治療の中心的なお薬です
吸入ステロイド薬は、炎症を抑えて発作を予防する毎日のお薬です
吸入ステロイド薬は、気道の炎症などを抑え、発作を起こさないようにする毎日のお薬(長期管理薬)で、子どものぜんそく(喘息)のガイドラインでは、中心的なお薬とされています。 吸入ステロイド薬は、患部である気道に直接お薬を届けます。 全身的な副作用が起こることは少ないとされています。
参考: 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2020
吸入した後はうがいをしましょう
お薬を飲んだあとに、うがいや水分補給を忘れずに
吸入ステロイド薬でみられる副作用としては、お薬が口の中に残ることが原因で起こる口腔カンジダ症、口内炎などが知られています。これらを予防するため、お薬を吸入した後にうがいをしたり口をすすいだりしてください。うがいができない場合、吸入後に水を飲ませてください。また、口のまわりにお薬が残ることがありますので顔を洗ってください。顔を洗えない場合は、湿ったガーゼで顔をぬぐうようにしてください。
西間三馨ほか: 日本小児アレルギー学会誌. 20: 218-230, 2006