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野村 舞
Mai Nomura

プライマリーケア事業本部
消化器・呼吸器領域 中国・四国営業部 岡山2課
マネージャー
(2005年4月入社)

MRの常識を覆すチームプレーで、
知を結集し、医療に貢献する。

MRの戦いは、"孤独なもの"?
価値を提供するために必要なこと、それは"チーム"として取り組むこと。

はじめてマネージャーとして配属された消化器・呼吸器領域 中国・四国営業部岡山2課に対して、最初に「チームに何か閉塞感があるのでは?」という印象を受けました。MRはそれぞれ目標に向かって真摯に仕事に取り組んでいるにもかかわらず、目標を達成できないことによりチームに漂うネガティブな空気。
変えるきっかけをつくるには、まずMR一人ひとりがどのような取り組みを営業活動のなかで行っているかを深く知ることが重要だと考えました。
詳しく聞いてみると、それぞれに素晴らしい取り組みを行っています。

でも、MRは基本的に担当先の状況や背景がそれぞれ異なるため、一人で営業活動を行い、成果を追求する仕事になりがちです。
悩みを周囲に共有したり、情報を交換し合ったりすることがより良い活動のヒントにつながり成果に結び付くとわかっていても、自分で何とか状況を打開しようと一人で抱え込んでしまうことがあります。私は、ここに突破口があると考えました。

一人ひとりの取り組みを詳細に把握し、良い取り組みは積極的にチーム内で発信して情報を共有することを活発にして、チームとしての意識を高めようと考えたのです。そして一人ひとりのMRがチームとして一丸となり同じ方向を向くことで、より大きな成果を得ようと考えたのです。

仮説、実行、検証をチームで行うことで気管支喘息治療薬の
新たなアプローチ話法を営業部内、そして全国へ発信。

チームの意識を高める方法を模索していたちょうどその頃、社内で気管支喘息治療薬のアプローチ促進キャンペーンがスタート。「ここで成果を勝ち取りたい」。そう考えた私は、新たな事例の創出に取り組むためミーティングの時間を設け、チームで仮説、実行、検証を繰り返しました。そこで、今までにないアプローチ話法が生まれたのです。この治療薬の効能は気道の炎症を抑えるものなのですが、気道の炎症は血圧のように簡単に計測して把握することができず目に見えないため、「どのように医師に、処方する患者さん像をイメージしてもらうか」というのが提案時の課題でした。それに対し「気道の炎症は目で見えない分、その炎症レベルの把握がしづらいため、高い効果が期待できる抗炎症治療を初期から導入するメリットがあることを医師にイメージしてもらうための話法」をチームで創出し活動展開することにしました。このナレッジは、社内で高く評価され、全国表彰を受けました。チームでの取り組みは、単独での取り組みよりも大きな成果を生む。それが、医療へのより大きな貢献につながるということをあらためて実感させられる経験でした。

※記事内容及び社員の所属は取材当時のものです。