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ぜんそくについて

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ぜんそくについて

喘息は、喘(あえ)ぎ、息(いき)をする病気です。ゼーゼーヒューヒューと笛が鳴るような呼吸音(喘鳴=ぜいめい)が特徴で、夜中や明け方に咳こみがあります。発作的に喘鳴が出現し、息苦しさを感じたりします。それで喘息(ぜんそく)という病名がつけられました。

しかし、日中はまったく症状がない患者さんもたくさんいらっしゃいます。ご家族にしてみれば、夜中や明け方にあんなに「息苦しさ」を訴えていたのに、一体どうなっているのか、不思議に思われたに違いありません。「経験した者でないと、喘息発作の苦しさと摩訶(まか)不思議さはわからない」と患者さんはよくいいます。このような発作がくり返し起こってくる病気、それが気管支喘息(ふつう、喘息と省略しています)です。

ぜんそくの原因について

ぜんそくの原因について

喘息の原因は、以前は気道が狭くなる(狭窄)、気道の粘膜が過敏になる(気道過敏性)が原因と考えられてきましたが、最近の研究では気道に慢性的な炎症が起こっていることが明らかになってきました。

この炎症が原因で気道が過敏になり、少しの刺激でも気道が収縮して狭くなってしまい、息苦しくなったりするのです。この炎症を治療しなければ喘息の原因がいつまでも放置された状態になり、いつまでも発作が起こる原因となるのです。

ぜんそくQ&A

病診連携

近くには、喘息の専門病院がありません。遠い専門病院だと、夜間の発作の時にすぐ診ていただけません。専門病院と近くのクリニックと、両方にみていただきたいと思っています。どのようなかかり方をしたらいいでしょうか?
最近では、専門病院と近くのかかりつけクリニックとの連携の中で患者さんの治療をしていこうという考えになってきており、これを「病診連携」と言います。
専門病院で、3ヶ月に1度程度、小児の場合は、学校の長期休みの際などに検査をして今後の治療の計画を立て、その結果をかかりつけのクリニックに連絡します。これは、定期的に薬をもらったりするのに仕事や学校をやすまないでもすむよう、また、救急の時の対応ができるように、患者さんのQOL※を中心に考える診療のうけ方です。
かかりつけの医師に話をして、そこから専門医を紹介してもらう。専門病院にかかっている場合は、通院の負担を減らす為にかかりつけのクリニックにもみていただきたいとお話しするという方法が考えられます。
(※QOL=生活の質)

ステロイド

ステロイドは副作用が怖い。と思っていましたが、吸入ステロイドの使用を勧められました。
本当に大丈夫なのでしょうか?
喘息は、「気道の慢性的な炎症」です。この慢性的な炎症を抑えるには、ステロイドが有効です。
家庭で使うステロイドとしては、経口と吸入(ドライパウダー・エアゾール・ネブライザー)があります。経口の場合は全身に薬が作用するので長期の服用により副作用が出る可能性があるといわれていますが、吸入薬は、必要な局所にのみ作用し、しかも、一般に薬剤は全身に移行すると代謝されやすい構造になっていますので、全身への影響は比較的少なくなります。また、使用後のうがいを励行する等の注意によって口腔カンジダ(カビの一種)症などの副作用も低減できます。

薬を使うこと

風邪をひくと大きい発作を起こしますが、普段はひどい発作はありません。喘鳴と明け方苦しいかなと思うことがありますが、我慢できなくはありません。薬を使うと薬に頼る治療になるのではないかと心配で、ほとんど薬は使っていません。
喘鳴がある、明け方苦しいという状態は、常に気道に炎症が起きている状態と考えられます。このような状態だと、少しの刺激でも、発作がひどくなることが考えられます。このような状態を長く続けることにより、炎症により気道のリモデリングという現象が起き、コントロールが難しくなっていくことも考えられます。
発作がひどくなり、症状が重くなってから強い薬を使うのではなく、弱い薬で喘鳴の起こらない、充分睡眠の取れる状態で症状をコントロールすることが大切です。早いうちに治療することにより弱い薬、少ない量でコントロールすることができるようになります。喘息は慢性疾患です。発作の時だけでなく、日常の発作を起こさない治療や住環境整備、生活習慣の改善等が大切です。
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