サフネローの自己注射
自己注射とは、医療機関ではなく在宅などで、患者さんご自身またはご家族など介助者の方が行う注射のことです。
サフネローでの治療は、医師の判断のもとで自己注射を行うことができます。
注射スケジュール
サフネローの自己注射は、1週間に1回、皮下注射します。
1週間に1回注射
自己注射を始めるまでの
流れ
自己注射を希望する方は、医師から自己注射についての説明を受けた後、医療機関で実際に練習をしていただきます。安全に正しい方法で注射できることを医師が確認できたら、自己注射を始められます。
自己注射開始までの流れ
医療機関で
- 医師から自己注射の説明を受ける
- 医師、看護師または薬剤師による指導のもとで、実際に自己注射をする
医師が判断し、自己注射の開始を許可
ご自宅などで
- 最初の注射日と、その後のスケジュール(1週間に1回)を決める(曜日や時間など)
- 自己注射を開始
※ 自己注射を開始した後、病院での点滴や注射に変更することもできます。自己注射の注射方法に不安があれば、受診時に相談してみましょう。
仕様・保管・取扱い
- 医療機関では、以下のセットが保冷バッグに入った状態で渡されますので、そのままお持ち帰りください。
- 持ち帰る際は、薬剤を冷蔵庫に入れるまではバッグから取り出さないようにしましょう。
- 持ち帰ったら、保冷バッグから薬剤が入っている外箱を取り出し、そのまま冷蔵庫(2~8℃)に入れ保管してください(冷凍しないでください)。
- 本剤は激しく振とうしないでください。落としたり、破損したりした場合は使用しないでください。
- 冷蔵庫から出した後は25℃以下で保存し、7日以内に使用してください。
- お子様からみえる場所や、手の届く場所に置かないでください。
自己注射の方法
サフネローの自己注射は、以下の手順で行います。初めての方は医師から十分な説明を受けてから自己注射を行ってください。
自己注射の手順解説動画
自己注射の手順
注射するときに必要なもの
注射前の準備
サフネロー®皮下注 120mgを室温に戻します
注射時の不快感軽減のため、注射60分前に冷蔵庫から取り出し、本剤を外箱に入れたままの状態で室温(25℃以下)に戻しておくことをおすすめします。
外箱からデバイスを取り出し、確認します
外箱から取り出し、デバイスが壊れていないか、使用期限が過ぎていないかを確認します。
デバイス内の薬液について確認します。本剤は、無色~微黄色の澄明~乳白光を呈する液であり、気泡を認めることがあります。
薬液に以下の状態が認められる場合は使用を中止してください。
濁り
変色
大きな粒子または異物
- 本剤を室温(25℃以下)に戻しましたか?
- 薬液に、濁り・変色・大きな粒子や異物はありませんか?
注射の仕方
注射する部位を確認します
注射する部位を確認します。
注射部位は、太もも、お腹、または腕(医療従事者または介助者が注射する場合)です。
- 前回注射した部位から少なくとも3cm以上離れた箇所に注射をしてください。
- 皮膚が敏感な部位や、皮膚に傷や紅斑があったり硬くなっている部位に注射したり、衣服の上から注射しないでください。
- お腹に注射する場合は、へそ周り5cmをはずして注射してください。
手洗いし、注射部位を清潔にします
両手をせっけんでよく洗います。
消毒用アルコール綿で注射部位を消毒し、注射前に皮膚を乾かします。
デバイスのキャップを取りはずします
デバイスのキャップを取りはずします。片手でデバイスを持ち、
もう片方の手で半透明のキャップを慎重にまっすぐ引き抜きます。
- 針が中に入っているので、針を触ろうとしたり、緑色の針カバーを指で押したりしないでください。
- 半透明のキャップをはずした後は、再度キャップをしないでください。
デバイスを持ちます
確認窓がみえるようにデバイスを持ちます。デバイスが注射部位に対して直角になるよう、緑色の針カバーを当てます。
- 注射部位に対してデバイスが直角になれば、皮膚はつまんでもつままなくても問題ありません。
- 注射する部位を、もう一度確認しましょう
- 確認窓がみえるようにデバイスを持っていますか?
- 直角になるように針カバーを当てていますか?
注射します
緑色の針カバーがみえなくなるまで、デバイスを注射部位にしっかりと押し当ててください。「カチッ」という音がすると、薬液の注入が始まります。
15秒間、デバイスをしっかりと押し続けてください。
- 注入中、「カチッ」と2回目の操作音がしますが、そのまま15秒間はデバイスを押し続けてください。
- 注入中、「カチッ」と2回目の操作音がしますが、そのまま15秒間はデバイスを押し続けてください。
デバイスを垂直に離します
デバイスを垂直に離します。緑色の針カバーが下に下がり、針を覆った状態で固定されます。
注射が終わったら
確認窓を確認します
薬液がすべて注入されたことを確かめるために、窓全体が緑色になっていることを確認します。
注射部位を確認します
消毒用アルコール綿で皮膚を軽く押さえてください。
- 注射部位から少量の血液や液体が出ることがありますが、問題ありません。
使用済みのデバイスを廃棄します
使用済みのデバイスは適切に廃棄してください。ご自宅で使用された場合、デバイスは使用後すぐに廃棄用容器に入れ、医療機関の指示に従って廃棄し、キャップや他の使用済み用品は家庭用ゴミとして、お住まいの地域や自治体のルールに従って処分してください。
- 注射が終わった後、確認窓全体が緑色になっていましたか?
- デバイスを適切に廃棄しましたか?
よくあるご質問
苦手意識があると痛みを感じやすくなることがありますが、下記の方法で痛みが和らぐ場合もありますので、参考にしてみてください。
- 痛みを感じにくい部位に注射しましょう。一般的には皮下脂肪のあるお腹などは痛みを感じにくいとされています(おへそから5cmの範囲はさけてください)。
- 注射部位を毎回変えるようにしましょう。
- 薬剤をしっかり室温に戻しましょう。お薬の温度が冷たいと痛みを感じやすくなります。注射60分前を目安に冷蔵庫から取り出し、光をさけるために外箱に入れたまま室温(25℃以下)に戻しておきましょう。「まだ冷たい」と感じるときは少し手で温めてください。温める際は湯煎、電子レンジ、ドライヤーは使用しないでください。
- 注射の前に注射する部位を冷やしてみましょう。
〈参考文献〉
並木徳之: Therapeutic Research. 46: p383-390. 2025.
ご自身で判断せず、担当の医師や看護師に相談してください。
室温(25℃以下)に戻した製品を使用せずに保管する場合は、再び冷蔵庫に戻さず、外箱のまま室温(25℃以下)で保管し、7日以内にご使用ください。
7日以内に使用しなかった場合は廃棄してください。
サフネローを注射した後は、しばらく安静にしてください。
入浴は、注射の直前直後をさけるようにしましょう。
一度凍ってしまったサフネローは、室温に戻して解凍しても使用しないでください。サフネローはタンパク質でできているので、成分が変わっている可能性があります。凍っていないデバイスを使いましょう。凍ったデバイスについては病院に連絡して担当の医師の指示に従ってください。
かたい場所に落とした場合はデバイスが破損している可能性があります。落としていないデバイスを使いましょう。落としてしまったデバイスについては病院に連絡して担当の医師の指示に従ってください。また、回収の際には針に十分注意しましょう。
防水仕様ではないため、濡れてしまった場合は使用せずに新しいデバイスを使いましょう。
薬液の中に小さな気泡がみられることがありますが、そのまま注射しても問題ありません。
デバイスを激しく振ると、薬液の成分の影響で泡立ちがみられることがあります。注射液の性質が変わっている可能性がありますので使用しないでください。
無理に押したりせず、デバイスの不具合について処方された病院にお問い合わせください。片手で注射が難しい場合は両手で行うか、介助者に行ってもらうことをおすすめします。
少し出血した場合は、血が止まるまで清潔なガーゼなどでおさえてください。大きく腫れたり、しびれが出ている場合、痛みが非常に強い場合は、病院に連絡し医師に相談してください。
患者さんの状況により対応方法が異なる場合がありますので、医師にご相談ください。
原則としては、気づいた時点ですみやかに注射してください。その後は、注射した日を起点として注射スケジュールを立てなおすか、少なくとも3日以上間隔を空けてから、元のスケジュールで予定していた注射日に再開してください。
サフネローの自己注射は、1週間に1回注射します。
特に注射の時間に決まりはありませんが、医師から指示がある場合はその時間に注射してください。ご自身で時間を決めた場合は、忘れないように同じ時間帯に注射するのがおすすめです。
冷蔵庫と同程度の温度(2~8℃)を保っていただければ可能です。8℃を超えた場合は冷蔵庫に戻さず25℃以下で保管し、7日以内に使用してください。
飛行機に乗るときは、保冷バッグ(保冷剤入り)に入れ、破損などをさけるため手荷物として機内に持ち込んでください。
処方箋や医師の証明書、薬剤携行証明書を携帯しておくと、空港の保安検査がスムーズです。
薬剤携行証明書が必要な方は担当の医師にご相談ください。
海外へ行くときは、渡航先ごとに医薬品の持ち込みに関する法規制が異なりますので、あらかじめお問い合わせください。
海外渡航にあたり、ほかに気になることがあれば航空会社等にお尋ねください。